将棋三浦弘行九段・ソフトでカンニングで出場停止!竜王戦は丸山九段に [将棋]
将棋三浦弘行九段・ソフトでカンニング疑惑で出場停止!なぜ?竜王戦は丸山九段に
先日、コンピュータ将棋選手権の話題を出しましたが、
なんと将棋界、そして日本を震撼させる事件(となってしまった・・・)が発生しました。
今週末から竜王戦という将棋の7大タイトルの中でも名人戦に並ぶ(賞金では最高峰)タイトル戦がおこなわれるのですが、
現竜王・渡辺明九段に対する挑戦者だった三浦弘行九段が出場停止となりました。
で、挑戦者決定戦で負けた丸山忠久九段(名人経験者)が代わりに出ることになったんです。
タイトル戦の挑戦者が直前で変わる、ということ自体が前代未聞でしたが、
当初三浦弘行九段の出場停止理由が発表されていませんでした。
・・・で、これはどういうことだ!?と将棋界がざわついたんです。
ここで終わっていればよかったのですが。。。
その理由が明確になり、現在ではニュース番組等でもトップニュースになるレベルに。
それが
ソフトでのカンニング疑惑
対局中に不自然に席を離れ、また指した手がソフトとの一致率が異常に高い・・・
というのが複数回あり、他の棋士からも不審がられたということだそうです。
それについて事情聴取をされ、三浦弘行九段は「(離席したのは)疲れを取るため」
と答えたそうですが…。
また三浦弘行九段は取材に対して「ぬれぎぬ」とも答えているそうです。
出場停止担った直接の理由は三浦弘行九段本人が「疑われている状態では将棋はできないので休みたい」
と言ったにも関わらず、休場届を出さなかったので、竜王戦も近いということで3ヶ月の出場停止処分を下したそうです。
コンピュータの将棋が人間を凌駕する時代に既になっており、こういう事件は起きてしまうとは思っていました。
というか、今やスマホでもトップ棋士と互角以上に戦えるようになっているんですよね。
特に対局の終盤は自分・相手が詰むか詰まないか、というのをソフトで検討をすればすぐに判断してくれるので、
素人はもちろん、プロの棋士がそれを見ればミスや見落としがなく相手に勝つことが容易に出来るようになるでしょう。
しかし、現在でている情報ではまだ三浦弘行九段が本当にカンニング・ソフトの不正使用をしたのかはわかりません。
もしやっていないにも関わらずこのような処分や報道がされていたとしたら大変なことです。
将棋連盟にはいち早くそのあたりの説明をしてほしいと願っております。
三浦弘行九段は生活の殆どの時間を将棋に費やすストイックな研究家で「武蔵」というニックネームもついており、
近年に結婚もし、将棋番組などでも個性的なキャラクターで人気の棋士の一人でもありました。
(まあ将棋の棋士は変わった人が多いんですけど・・・w)
過去には羽生善治さん(現3冠)の7冠時代を崩した(棋聖戦で勝利)人としても名を馳せており、
現在も将棋界の頂点のリーグ・A級に所属する実力もトップの棋士・・・だったんです。
が、こういう報道を見てしまうとその実績にまで傷がついてしまいかねません・・・。
もちろん棋聖を羽生さんから奪ったときはコンピュータの将棋が弱かったので、使っているわけはないんですがね。
こういうことがあるとそれまでの実績がすべて否定されてしまう、ということがあってはならないと願っております。
しかし、本当にソフトの不正使用をしてしまったのなら、正直に話してほしいとも思います。
三浦弘行九段はGPSという将棋ソフトと戦い、完封された、
という過去もありコンピュータ将棋の強さや怖さを知っている棋士でもあります。
数百台のコンピュータをクラスタでつなぎ圧倒的な読みで三浦九段を完封したGPS将棋
強い棋士だからこそ、ソフトに手を染めてしまい、不正使用も・・・。なんてことも考えられなくはないです、考えたくないですけど。
ツイッターや2chでも、三浦弘行さんへの応援、信じているという書き込みも多数ありますからね。
とにかく、早く連盟側の詳細な説明を待っております。
谷川会長、青野理事、頼みますよ!
先日、コンピュータ将棋選手権の話題を出しましたが、
なんと将棋界、そして日本を震撼させる事件(となってしまった・・・)が発生しました。
今週末から竜王戦という将棋の7大タイトルの中でも名人戦に並ぶ(賞金では最高峰)タイトル戦がおこなわれるのですが、
現竜王・渡辺明九段に対する挑戦者だった三浦弘行九段が出場停止となりました。
で、挑戦者決定戦で負けた丸山忠久九段(名人経験者)が代わりに出ることになったんです。
タイトル戦の挑戦者が直前で変わる、ということ自体が前代未聞でしたが、
当初三浦弘行九段の出場停止理由が発表されていませんでした。
・・・で、これはどういうことだ!?と将棋界がざわついたんです。
ここで終わっていればよかったのですが。。。
その理由が明確になり、現在ではニュース番組等でもトップニュースになるレベルに。
それが
ソフトでのカンニング疑惑
対局中に不自然に席を離れ、また指した手がソフトとの一致率が異常に高い・・・
というのが複数回あり、他の棋士からも不審がられたということだそうです。
それについて事情聴取をされ、三浦弘行九段は「(離席したのは)疲れを取るため」
と答えたそうですが…。
また三浦弘行九段は取材に対して「ぬれぎぬ」とも答えているそうです。
出場停止担った直接の理由は三浦弘行九段本人が「疑われている状態では将棋はできないので休みたい」
と言ったにも関わらず、休場届を出さなかったので、竜王戦も近いということで3ヶ月の出場停止処分を下したそうです。
コンピュータの将棋が人間を凌駕する時代に既になっており、こういう事件は起きてしまうとは思っていました。
というか、今やスマホでもトップ棋士と互角以上に戦えるようになっているんですよね。
特に対局の終盤は自分・相手が詰むか詰まないか、というのをソフトで検討をすればすぐに判断してくれるので、
素人はもちろん、プロの棋士がそれを見ればミスや見落としがなく相手に勝つことが容易に出来るようになるでしょう。
しかし、現在でている情報ではまだ三浦弘行九段が本当にカンニング・ソフトの不正使用をしたのかはわかりません。
もしやっていないにも関わらずこのような処分や報道がされていたとしたら大変なことです。
将棋連盟にはいち早くそのあたりの説明をしてほしいと願っております。
三浦弘行九段は生活の殆どの時間を将棋に費やすストイックな研究家で「武蔵」というニックネームもついており、
近年に結婚もし、将棋番組などでも個性的なキャラクターで人気の棋士の一人でもありました。
(まあ将棋の棋士は変わった人が多いんですけど・・・w)
過去には羽生善治さん(現3冠)の7冠時代を崩した(棋聖戦で勝利)人としても名を馳せており、
現在も将棋界の頂点のリーグ・A級に所属する実力もトップの棋士・・・だったんです。
が、こういう報道を見てしまうとその実績にまで傷がついてしまいかねません・・・。
もちろん棋聖を羽生さんから奪ったときはコンピュータの将棋が弱かったので、使っているわけはないんですがね。
こういうことがあるとそれまでの実績がすべて否定されてしまう、ということがあってはならないと願っております。
しかし、本当にソフトの不正使用をしてしまったのなら、正直に話してほしいとも思います。
三浦弘行九段はGPSという将棋ソフトと戦い、完封された、
という過去もありコンピュータ将棋の強さや怖さを知っている棋士でもあります。
数百台のコンピュータをクラスタでつなぎ圧倒的な読みで三浦九段を完封したGPS将棋
強い棋士だからこそ、ソフトに手を染めてしまい、不正使用も・・・。なんてことも考えられなくはないです、考えたくないですけど。
ツイッターや2chでも、三浦弘行さんへの応援、信じているという書き込みも多数ありますからね。
とにかく、早く連盟側の詳細な説明を待っております。
谷川会長、青野理事、頼みますよ!
第4回 将棋電王トーナメント 優勝はponanza 2位は浮かむ瀬 3位は真やねうら王 [将棋]
第4回 将棋電王トーナメント 優勝はponanza
コンピュータ将棋の大きな大会の一つで、
将棋・電王戦への出場ソフトを決める大会でもある第4回 将棋電王トーナメントが
10/8~10/10の3日間で開催されました。
大本命が前回覇者のponanza
対抗馬が昨年コンピュータ将棋界に旋風を巻き起こした技巧
でしたが。。。なんと技巧が予選で敗退。
これは技巧がソースコードを公開し、同時にソースコードを公開している
apery・やねうら王系統のソフトが軒並み強くなったことも影響していたようです。
逆に言うと技巧と互角以上の勝負ができるコンピュータソフトがうじゃうじゃいるという現状・・・。
その中でponanzaは予選から無敗。
準決勝で真やねうら王に1敗はしてしまいましたが、それ以外は全勝!
堂々たる成績で優勝を果たしました。
浮かむ瀬(apery)が2位
準決勝でponanzaに惜しくも敗れた真やねうら王は3位決定戦には読み太相手に勝利。
という結果で、やはり以前から強いソフトが公開をしていたとしても、「親ソフト」としての強さを見せつけました。
これで来年の電王戦の出場ソフトはponanzaとなりました。
対する人間側は史上屈指の棋士で、一部では「将棋星人」とも呼ばれている羽生善治3冠も
コンピュータと戦う代表を決める棋戦「叡王戦」に参加。現在も勝ち残っています。
羽生善治さんとponanzaの対決となれば、今まで以上に注目が集まるかもしれません。
コンピュータ将棋の大きな大会の一つで、
将棋・電王戦への出場ソフトを決める大会でもある第4回 将棋電王トーナメントが
10/8~10/10の3日間で開催されました。
大本命が前回覇者のponanza
対抗馬が昨年コンピュータ将棋界に旋風を巻き起こした技巧
でしたが。。。なんと技巧が予選で敗退。
これは技巧がソースコードを公開し、同時にソースコードを公開している
apery・やねうら王系統のソフトが軒並み強くなったことも影響していたようです。
逆に言うと技巧と互角以上の勝負ができるコンピュータソフトがうじゃうじゃいるという現状・・・。
その中でponanzaは予選から無敗。
準決勝で真やねうら王に1敗はしてしまいましたが、それ以外は全勝!
堂々たる成績で優勝を果たしました。
浮かむ瀬(apery)が2位
準決勝でponanzaに惜しくも敗れた真やねうら王は3位決定戦には読み太相手に勝利。
という結果で、やはり以前から強いソフトが公開をしていたとしても、「親ソフト」としての強さを見せつけました。
これで来年の電王戦の出場ソフトはponanzaとなりました。
対する人間側は史上屈指の棋士で、一部では「将棋星人」とも呼ばれている羽生善治3冠も
コンピュータと戦う代表を決める棋戦「叡王戦」に参加。現在も勝ち残っています。
羽生善治さんとponanzaの対決となれば、今まで以上に注目が集まるかもしれません。
将棋電王戦 米長邦雄 名言 ツイッター 伝説 [将棋]
というわけで、久しぶりの雑感、今回は将棋と将棋電王戦について語りたいと思います。
実はわたくし、もともと将棋については駒を動かせる程度だったのですが、
「将棋を見る」ことにはまったきっかけが
将棋電王戦
なんですね。
普通の将棋は
人間VS人間
なんですけど、(当たり前)
この将棋電王戦は
人間VSコンピュータ
なんですね。
今回は「電王戦final」と銘打っていますが、ファイナルということは最初もあったのかということです。
あるんです。
第一回は2011年、当時の日本棋士連盟の会長であった故・米長邦雄永世棋聖という名人にもなった
超実力者 かつ 超面白い人物
がボンクラーズ(開発者:伊藤英紀氏)という将棋ソフトと戦いました。
参考:米長邦雄が会長に再任された時の写真(左上の方)
ね、面白いでしょ?でも米長邦雄、面白伝説だけでなく、名言も残しています。
・東京大学に進学した3人の兄について
「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」
(米長邦雄は中央大学出身)
・将棋界も「先生」と呼ばれるうちはまだまだだ、
野球界の茂ちゃん、ワンちゃんのように。米ちゃんと呼ばれたい
また、亡くなる直前まで更新していたツイッターでも
・「鳩ポッポ。菅カラカン。どじょう総理。ツイッターで取り上げた民主党政権も16日までみたいね。」
(実際のつぶやきはこちら)
とユーモアを交えた風刺も。やはり只者ではないですよね。
ちなみにツイッターを詳しく見てもらうともっと過激?な書き込みもちらほら・・・(笑)
と話がそれましたが、当時すでに米長さんは現役を引退していたとはいえ、
プロ棋士がコンピュータと戦うこと自体が異例といわれていた中で、将棋界の代表者であった方が
自ら進んでコンピュータとの対決に挑まれたということで、その勇気というか、男気がすごいですよね。
そして米長さんは結果としてコンピュータソフトに負けてしまったのですが、
勝つために「常識をすてた手」を編み出し、関係者を驚かせました。
米長さん自身は「プロ棋士としてのプライドを持ってばかりではもはやコンピュータに勝てない」
と思っていたそうです。
そして米長さんの遺志を継いで、第二回、第三回と行われたのですが、
10戦して人間側の2勝7敗1分・・・という人間から見ると散々な結果。
しかも数年の間に格段に強くなり続けるコンピュータ将棋・・・。
今回負けたらもう人間側は「終わり」の中で迎えた電王戦Finalはどうなったのか・・・?
と本当は第1局のこと書こうと思ったのですが、長くなったので次回にさせていただきます!
実はわたくし、もともと将棋については駒を動かせる程度だったのですが、
「将棋を見る」ことにはまったきっかけが
将棋電王戦
なんですね。
普通の将棋は
人間VS人間
なんですけど、(当たり前)
この将棋電王戦は
人間VSコンピュータ
なんですね。
今回は「電王戦final」と銘打っていますが、ファイナルということは最初もあったのかということです。
あるんです。
第一回は2011年、当時の日本棋士連盟の会長であった故・米長邦雄永世棋聖という名人にもなった
超実力者 かつ 超面白い人物
がボンクラーズ(開発者:伊藤英紀氏)という将棋ソフトと戦いました。
参考:米長邦雄が会長に再任された時の写真(左上の方)
ね、面白いでしょ?でも米長邦雄、面白伝説だけでなく、名言も残しています。
・東京大学に進学した3人の兄について
「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」
(米長邦雄は中央大学出身)
・将棋界も「先生」と呼ばれるうちはまだまだだ、
野球界の茂ちゃん、ワンちゃんのように。米ちゃんと呼ばれたい
また、亡くなる直前まで更新していたツイッターでも
・「鳩ポッポ。菅カラカン。どじょう総理。ツイッターで取り上げた民主党政権も16日までみたいね。」
(実際のつぶやきはこちら)
とユーモアを交えた風刺も。やはり只者ではないですよね。
ちなみにツイッターを詳しく見てもらうともっと過激?な書き込みもちらほら・・・(笑)
と話がそれましたが、当時すでに米長さんは現役を引退していたとはいえ、
プロ棋士がコンピュータと戦うこと自体が異例といわれていた中で、将棋界の代表者であった方が
自ら進んでコンピュータとの対決に挑まれたということで、その勇気というか、男気がすごいですよね。
そして米長さんは結果としてコンピュータソフトに負けてしまったのですが、
勝つために「常識をすてた手」を編み出し、関係者を驚かせました。
米長さん自身は「プロ棋士としてのプライドを持ってばかりではもはやコンピュータに勝てない」
と思っていたそうです。
そして米長さんの遺志を継いで、第二回、第三回と行われたのですが、
10戦して人間側の2勝7敗1分・・・という人間から見ると散々な結果。
しかも数年の間に格段に強くなり続けるコンピュータ将棋・・・。
今回負けたらもう人間側は「終わり」の中で迎えた電王戦Finalはどうなったのか・・・?
と本当は第1局のこと書こうと思ったのですが、長くなったので次回にさせていただきます!